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 北海道旭川市の老舗酒蔵・男山が「諸事情」という名前の純米酒の販売を始めた。新型コロナウイルスの影響で輸出用の商品が余ってしまい、お手頃価格で販売しているという理由から、こんな名前になった。

 男山によると、コロナ禍で最大の輸出先である米国向けの4~10月の出荷量は、昨年同時期の30%にも満たないという。そのため、タンクに貯蔵していたり、いったん瓶詰めしたりしていた輸出用の純米酒をブレンドして再調整し、5万本限定(予定)で販売することにした。

 「男山 諸事情 辛口純米」は720ミリリットル瓶で税込み770円で、純米酒としてはお買い得な値段だ。

 斬新なデザインも目を引く。瓶の正面にはラベルがなく、裏にアメリカ国旗と販売に至った「事情」が書かれた小さなラベルを貼っただけだ。山崎五良(ごろう)取締役は「酒屋さんで見かけて気になったら、ぜひ手にとってほしい」と話している。(井上潜)