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 福岡県春日市の須玖(すぐ)遺跡群で、日本最古とみられる弥生時代中期前半~後期初め(紀元前2世紀~紀元1世紀)の計量用の石製の重り、「権(けん)」が複数出土していたことがわかった。韓国南部の遺跡で出土した権と同じ基準で作られ、海を渡る交易や、青銅器の材料の調合などで使われた可能性があるという。

 弥生時代の権について研究している武末純一・福岡大名誉教授(考古学)が、春日市教育委員会による須玖遺跡群の発掘調査で1990年代以降に出土した石製品を調べ、11グラムを基準にして3倍、6倍、20倍、30倍にあたる権を見つけた。

 武末氏によると、天秤(てんびん)ばかりでの計量に使われたとみられ、円筒形のもの、石おのを加工したものなどがあり、破損したものも含めて8点あった。11グラム単位の権は韓国・慶尚南道の茶戸里(タホリ)遺跡で青銅製のものが見つかっており、同じ基準の権と推定される。

 石製の権は2012年に大阪府…

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