[PR]

 小さな子どもに「サンタクロースは、いるの?」と聞かれたら、どう答えますか。この問いに一つの答えを出してくれたのが、米国で出版された『サンタクロースっているんでしょうか?』(1934年刊行)。同書が紹介する120年前の新聞の社説が「たしかにいる」と言い切る理由は何なのか。聖夜に考えてみませんか。

拡大する写真・図版イルミネーションで彩られた仮設校舎に登場したサンタクロース=2012年12月、福島県南相馬市

 世界保健機関(WHO)の感染症の専門家が今月半ば、記者会見で「サンタクロースは新型コロナウイルスに対する免疫がある」と語り、話題になった。「ほっこりする、いいニュース」と捉えた人は多いようだ。だが、そもそもサンタは「存在」するのか。

 実話を元に書かれた『サンタクロースっているんでしょうか?』は、それを考える手引書として、大人にも子どもにも親しまれてきた。日本では77年に出版され、2020年には124刷、80万部に達しているロングセラーだ。

愛や思いやりや真心と並列のものとして

 今から120年以上前の1897年。バージニア・オハンロンという8歳の少女が、父親からのアドバイスを受けて、地元紙「ニューヨーク・サン」に、「サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?」と投稿した。それに対して、フランシス・P・チャーチというベテラン記者が社説で答えた。

 「サンタクロースをみた人は、いません。けれども、それは、サンタクロースがいないというしょうめいにはならないのです」

 「この世の中に、愛や、人へのおもいやりや、まごころがあるのとおなじように、サンタクロースもたしかにいるのです」

 この社説は、サンタの由来の「…

この記事は有料会員記事です。残り1871文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り1871文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り1871文字有料会員になると続きをお読みいただけます。

【締め切り迫る!】スタンダードコース(月額1,980円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら