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 社会現象を巻き起こした人気漫画「鬼滅の刃」にあやかろうと、山形県山形市は22日夕、JR山形駅前の第二公園で藤棚のイルミネーションを始めた。園内に保存されている「8620形」(通称ハチロク)の蒸気機関車(SL)との2本柱で、「聖地」としてのPRを試みる。

 藤は作品中で鬼が苦手とし、「結界」の役割を果たすモチーフとして描かれる。同園にある約7メートル×約4メートルの藤棚に約8千球のLEDライトを垂らし、夜の闇に紫色の花がぼうっと浮かぶ様子を再現した。当初は12月上旬から始める予定だったが、「同様の取り組みが各地であるのか、LEDが品薄で準備に手間取った」(市担当者)という。

 ハチロクは、アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」に登場するSLのモデルではないかと注目を集め、各地でコラボ企画が催されている。同園のハチロクも11月以降、一部SNSで話題となっていた。市がさらなる誘客につなげようと今回の企画を考えた。

 園内には、さっそく写真撮影に訪れた人の姿も。近くに住む女性(37)は「雪の花みたいできれい」とうっとり。一方、一緒に来た長男(4)は「機関車も光ると思ってたのに……」。点灯は午後4時~同9時、来年3月末まで。(西田理人)