鹿野幹男
首都圏に比較的近い茨城県西地域の自治体が、移住者を呼び込もうと市価より割安な住宅整備に力を入れている。照準は子育て世帯。人口減を見据え、自治体間で知恵比べの競争が加速している。(鹿野幹男)
茨城県境町にある賃貸マンション「アイレットハウス」。町などが2017年から建設を進め、3棟整備した。移住を希望する子育て・新婚世帯が優先して入居できる。入居82世帯のうち、約50世帯が首都圏などからの移住組だ。20~30代が中心で、県内から移り住む世帯も多い。
萩原哲也さん(40)、扶美さん(39)、桜介君(5)一家は19年春、東京都葛飾区から移住してきた。
かつては、購入したマンションに住んでいた。ローンと共益費で月約10万円の負担だったが、現在の月額家賃は近辺の相場(7万2千円)より3割近く安い5万2千円。
間取りは3LDKで約70平方…
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朝日新聞社会部