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 「高校は男子として通いたい。もう生理もスカートも限界」。津市の浦狩知子さん(57)は、我が子から打ち明けられた瞬間を鮮明に覚えている。

 それは2014年のクリスマスイブ、当時中学3年生だった子どもと2人で夕食を終え、ちょうど一息ついたときだった。

 「お母さん」

 いつになく真剣な表情をした子どもに呼ばれた。そして、泣きながら子どもは言葉を続けた。

 冬休み明けに提出する高校入試の願書。そこにある「男・女」の性別欄にどうしても丸を付けられないという。突然の告白に正直驚くしかなかった。

一人ひとりの性の多様性が尊重され、多様な生き方を認め合う社会を実現させようと、三重県が新たな条例の制定をめざしています。性のあり方にかかわらず、だれもが安心して暮らせる社会とは。性的少数者や、その周辺にいる関係者を通じて考えます。

 「大人になったら一緒に買い物…

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