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 昨年7月の参院選をめぐり、公職選挙法違反(買収)の罪に問われた参院議員・河井案里被告(47)の公判が23日、東京地裁で結審した。案里議員は最終意見陳述で「買収はお札で相手の頰を張り飛ばすような下品なことで、断じてしていない。信じていただきたい」と改めて無罪を主張した。判決は来年1月21日に指定された。

 弁護側は最終弁論で、広島県議らへの現金提供について「案里議員が県議から国政に進出するにあたり、お世話になった感謝の気持ちを込め、(県議選の)陣中見舞いや当選祝いとして渡した」と述べた。受け取った県議らは公判で「(参院選の)票のとりまとめの趣旨だった」などと証言したが、弁護側は議員らが刑事処分を受けていない点を指摘。「自らの起訴を免れるため検察官に迎合した虚偽証言だ」と強調した。

 また夫で元法相の衆院議員・克行被告(57)との共謀も否定した。検察側が現金提供の実績を記した証拠とみるリストは「存在さえ知らなかった」と述べた。

 起訴状によると、克行議員は昨年3月~8月、100人に計約2900万円を渡したとされ、案里議員はうち5人への計170万円で共謀に問われている。(新屋絵理、松島研人)