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 大声を出しての会話は、口からのしぶき(飛沫(ひまつ))を通した新型コロナウイルスへの感染リスクを高める。そこで、立命館大情報理工学部の西浦敬信(たかのぶ)教授たちは、「つぶやき」だけで支障なく会議を進められるようにするシステムを開発している。中核の一つが、文字どおりの「つけるマイク」だ。つぶやきなら飛沫を抑えられるが、利点はほかにもある。

 このマイクは「肉伝導マイク」と呼ばれ、首の後ろなどにぺたっと貼り付ける。のどで発生した声は、のど周辺の肉などを振動させて、皮膚の表面も細かく揺れ動く。それをマイクがキャッチする。原理は胸にあてる聴診器と同じだ。

 つぶやき音をとらえるマイクそのものは別の研究者が以前に開発していたが、一般的な商品にまではなっていなかった。今回、新型コロナ対策としての市販化をめざす。中心部のコンデンサーマイクをウレタンでつつみ、くっつく表面にはジェルを施す。小さなつぶやき声でも効率よく音をとらえられるよう、改良を進めている。

 スピーカーで再現する音は、つ…

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