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 SMBC日興証券は来年1月から全国140カ所にサテライトオフィスを設け、全社員が使えるようにする。新型コロナウイルスの感染拡大で本社などへの出社率を抑える必要があるため、いつでもどこでも働ける環境を整える。近藤雄一郎社長が朝日新聞のインタビューに答えた。

 4月以降は出社率を全社的に3割ほどに下げ、最近も7割以下を目標としている。自宅に仕事スペースがない人も多く、10月に東京や神奈川の支店や研修所の一部を使い、7カ所のサテライトオフィスを設けた。厳しい情報管理が必要なため、支店の社員と接触せずに出入りできるなど隔離したスペースを設けている。

 年明けには支店内オフィス約20、貸事務所100カ所のほか、SMBCグループの店舗の間借りを加え、計140カ所にする。近藤氏は「東京の人間が休暇で札幌にいて、どうしても1日だけ働かなければならない時などに使える場所があると便利だ」と話す。

 同社はテレワークを後押しするため、11月までに全社員へノートパソコンを配布。全業務を社外で可能にした。近藤氏は「いざという時のために(どこでも業務できる)環境を整えるが、どこまでやるかは生産性、収益性、コストを考えながらやる」と述べ、来春以降に効果を検証する考えも示した。(吉田拓史)