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 安倍晋三前首相が「桜を見る会」前日の夕食会の問題で東京地検特捜部に任意聴取されたことを受け、野党4党の国会対策委員長が23日、国会内で会談した。テレビ中継され、丁々発止のやりとりができる予算委員会の場で安倍氏が説明するよう、与党側に求めることで一致した。

 会談後、立憲民主党の安住淳国会対策委員長は記者団に「118回も国会でうそをずっとつき続けてきた。予算委員会での招致、テレビ入りでしっかりやることを求めていきたい」と語った。

 自民党は、予算委員会ではなく、法案の審議日程や議事進行などについて与野党が決める議院運営委員会の理事会を想定。理事会ならば非公開で、なおかつ議事録にも残らない。

 この点について、安住氏は「非公開というのはとんでもない話だ」と語った。その一方で、自民党が予算委を受け入れる可能性が低いことから、議運委でも、公開であれば受け入れる可能性をほのめかした。

 立憲の国対幹部は「(虚偽の答弁をした場合に偽証罪に問われる)証人喚問を求めても自民党は拒否する。そうなると野党側は来年の通常国会で審議拒否で対抗せざるを得なくなる。コロナ禍で国会を止めるのは国民に理解されない。まずは安倍氏に説明させる」と明かす。

 しかし、野党内には証人喚問を求める声が根強くある。共産党の穀田恵二国対委員長はこの日の会見で「安倍氏がうそをつき続けてきた場が本会議であり、予算委員会。議運は筋が違う」と話した。立憲の原口一博国対委員長代行も22日夜のネット番組で「最低でも予算委員会」と語った。(小泉浩樹、山下龍一)