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 夜間に1人で外出し、道に迷っていた認知症の80代の女性を交番まで送り届けたとして、福岡県警春日署は、久留米工業高専3年の篠塚晶仁さん(19)に感謝状を贈った。

 11月18日午後8時半ごろ、篠塚さんはサッカーの部活を終え、最寄り駅から自転車で帰っていたところ、「お金がないから電車に乗れなくて帰れないの」「派出所はどこ?」などと女性から声をかけられた。

 細い歩道のわりに車の往来は多く、篠塚さんは自転車を降り、約1キロ離れた交番まで送り届けた。

 女性は認知症で、たびたび1人で外出しており、この日も家族が捜索願を出していた。岡村成生署長は「篠塚さんのような優しい心を持った若者が安全安心を守っている」と称賛。篠塚さんは「中学時代からサッカー部では、あたりまえのことをあたりまえにするようにと言われてきた。今回も、あたりまえのことをしただけです」とはにかんだ。(宮坂知樹)