[PR]

 日本医師会の中川俊男会長は23日の記者会見で、政府の新型コロナ対策に助言する専門家らに対して「政府にスピーディーで具体性のある政策を提言してほしい。あなたたちは政府の最後の最終的なよりどころだ」と呼びかけ、感染拡大を食い止めるために実効性のある政策を政府に働きかけるよう求めた。

 日本医師会など医療関係9団体は21日に「医療緊急事態」を共同で宣言している。中川氏は「医療については間違いなく緊急事態」とした上で、政策を提言する専門家にも「全国から寄せられる医療現場の危機感を共有してほしい」と切実な状況への理解を求めた。

 政府による緊急事態宣言について中川氏は、現状で踏み切ったとしても「第一波の時のような効果が期待できないかも知れない」と指摘。「あのときのような国民に未知のウイルス感染症に対する連帯感をもった危機感・緊張感を取り戻さなければならない。そのことが新規感染者の増加を減少に転じさせ、収束への突破口になるのではないか」として、日常生活でより一層、自粛した行動が必要だとの認識を示した。「このままコロナを年越しさせてはいけない。なんとしても感染者数を減らさないといけない」と訴えた。(斎藤徳彦)