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 埼玉県は24日、ときがわ町で見つかった野生のフクロウ1羽の死骸を簡易検査した結果、A型鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたと発表した。今後、国立研究開発法人「農業・食品産業技術総合研究機構」で確定検査を行う。結果は1週間ほどで判明する見通し。

 県によると、23日午前11時ごろ、ときがわ町日影の山林で住民がフクロウの死骸を見つけ、町役場に届け出た。24日に県鳥獣保護センターで簡易検査を実施したところ、陽性反応が出た。

 これを受け、環境省は、死骸が回収された場所の半径10キロ圏内の16市町村を野鳥監視重点区域に指定した。埼玉県は、区域内にある養鶏場など34農場に対し注意喚起を行うとともに、野鳥などの侵入防止対策や不審な家きんを見つけたときには通報するよう呼びかけた。

 11月5日に香川県三豊市で国内の家畜で今季初めて鳥インフルエンザが確認されて以降、農林水産省の方針を受けて、埼玉県は畜舎への野鳥侵入を防ぐためのネットの点検と補修、家きん飼養農場などの消毒を徹底するよう求めている。今月に入り、渡り鳥が多く飛来するため池周辺の147農場に、野鳥や小動物の侵入防止対策なども呼びかけていた。(山田暢史)