拡大する写真・図版12月上旬の菅氏の生家。「国民のために働く」という自民党ポスターが玄関に貼られていた=2020年12月3日午後4時26分、秋田県湯沢市秋ノ宮、野城千穂撮影

[PR]

 秋田県出身者として菅義偉氏が初の首相になった9月16日、地元は沸いた。湯沢市役所には祝賀の垂れ幕が掲げられ、夜にライトアップされた秋ノ宮の生家前では、同級生や近所の住民が乾杯した。あの高揚感を取材して3カ月になる。街を再び訪ねた。

 今月11日、湯沢市役所の市長室で取材に応じた鈴木俊夫市長は、10月に首相官邸を訪れたときのことを語った。菅氏にちなんだ菓子が県内で販売されるなど、地元が大変な喜びようであることを5分の面会時間で伝えたという。「写真で見せると、(菅氏は)『涙が出るほどうれしい』と本当に喜んでいた」。そう振り返る鈴木市長の声も弾んでいた。

 いまの菅氏の評価を尋ねると、「安倍さんから急きょ変わり、色々なものを背負って誕生した内閣。桜を見る会や日本学術会議などのしがらみがあるが、国会でそういう問題が次々と俎上(そじょう)に上がるのは想定内だろう。全体の根幹の信頼性が無くなることはないと思う」と語った。

 これらの問題で指摘されてきたのは、前首相の国会での虚偽答弁の疑いや、政権に批判的な意見を持つ学者を政権が排除した可能性だ。その問題に対して答弁を控えたり、正面から答えなかったりすることは、信頼性にかかわらないのだろうか。

拡大する写真・図版菅首相誕生を祝い、地域住民らが生家前で乾杯した=2020年9月16日午後7時14分、秋田県湯沢市秋ノ宮、山谷勉撮影

 菅氏の説明不足が指摘されてい…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

2種類有料会員記事会員記事の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら