検温済み月光仮面、児童養護施設にプレゼント 佐賀

福岡泰雄
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 クリスマス・イブの24日、佐賀市呉服元町の児童養護施設「佐賀清光園」に、月光仮面が現れた。

 月光仮面は全身を覆う白い衣装をまとい、白いバイクに乗って登場。体温チェックをしたあと建物内に入り、寄付金1万5千円を西村明純園長(64)に渡した。プレゼントのおもちゃも、手配していた商店から届けられた。

 月光仮面の正体は、市内に住む鬼塚吉隆さん(71)。40年近く前から毎年続けている慈善活動で、居酒屋を営んでいたころ、施設に寄付しようと思い立って開いた電話帳に園が載っていた。新型コロナ防止のため、子どもたちと触れあえなかったが「子どもたちには、コロナに負けず、大きく成長してほしい」。

 園にはこの日、匿名の「サンタさん」からのプレゼントも届いた。早朝、門扉の前に置いてあった。こちらは1985年ごろから続く。事前に、何日に届けるか知らせる「サンタより」のクリスマスカードが郵送されてくる。その日に合わせて、子どもたちが、お礼の手紙や版画を入れた袋を門扉にくくりつけておく。翌朝、お礼の袋は姿を消し、プレゼントの袋が残っている。だれにも気づかれないよう、未明に置いていくらしい。

 防犯カメラもあるが、西村園長は「お気持ちを尊重して、見ることはしません」。(福岡泰雄)