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 「すさまじいほどの音楽へのパッションを、最後まで持ちつづけていた」――。「喝采」「北酒場」などで知られ、20日に81歳で亡くなった作詞作曲家で歌手の中村泰士さん。マネジャーの神田幸さんと、編曲を手がけてきたミュージシャンのかせだあきひろさんが、24日に大阪市内で報道陣の取材に応じ、最後の日々を語った。

拡大する写真・図版11月のワンマンライブで「喝采」を披露する中村泰士さん=事務所提供

 2人によると、中村さんが体調の異変に気づいたのは今年9月ごろ。10月に肝臓がんと診断され、大阪市内の病院に入院した。2週間後に退院し、すぐに作りためていた新曲11曲のレコーディングに取りかかった。「どうしても」と、本人が強く希望したという。

 日本レコード大賞を2度受賞し、昭和のヒットメーカーとして名をはせた中村さん。平成、令和と時代が変わり、自身も年齢を重ねても、音楽への意欲はまったく衰えなかった。

「ライバルはあいみょん」

 「自分は現在進行形のミュージシャンだ、という強い自負があった」とかせださんは話す。

 コロナ下で外出が減るとギターの練習に精を出し、今年だけで新曲8曲を書き上げた。レコーディングでは「ライバルはあいみょんだ」。彼女のようにリバーブ(残響)の薄い、生々しい声のとり方を模索していた。

 

最後のステージは「喝采」

 11月14日にはビルボードラ…

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