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 核兵器を「非人道的で違法」と断じる核兵器禁止条約が発効する1月22日、条約の推進に貢献したカナダ在住の被爆者、サーロー節子さん(89)の半生を描いたドキュメンタリー映画が広島市で公開される。サーローさんと同じ広島出身で米国在住の女性が、家族の被爆体験を重ねながら制作に携わった。

 映画「ヒロシマへの誓い サーロー節子とともに」(83分)は、ニューヨークに住むコンサルタント竹内道(みち)さん(65)が共同プロデューサーを、米国人のスーザン・ストリックラーさんが監督を務めた。

 撮影は2015年の核不拡散条約(NPT)の再検討会議から始まった。カメラは、各国を飛び回って証言活動をするサーローさんの姿を追いかけた。17年7月の核兵器禁止条約の採択や、その秋、ともに活動してきた国際NGO「核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)」がノーベル平和賞に決まった場面も登場する。

 サーローさんの原点にも迫る。国際会議などでの力強いスピーチを支え続け10年前に亡くなった夫ジム(ジェームズ)さんの存在や、原爆で亡くなった姉やおいについても語られる。

 当初、映画はサーローさんの人生を追う内容となる予定だった。だが、撮影を続けるうち、広島女学院高(広島市中区)の同窓でもあるサーローさんと竹内さんの距離が縮まった。ある時、サーローさんが促した。「あなた自身の家族の被爆の話をきちんと調べたら?」

 竹内さんの祖父で1974年に…

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