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 安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」の前日に開いた夕食会の費用を安倍氏の私費から補塡していた問題で、安倍氏は25日午後、衆院の議院運営委員会に出席した。立憲民主党の辻元清美衆院議員が安倍氏に議員辞職を迫る一幕があった。

 質問に立った辻元氏は「社長が、公の場でうその説明を100回以上やって、社員にだまされたと言い訳をして通用しますか。社員には責任を取らせて、自分は何も身を切らずに、初心に帰って全力を尽くす。こんなことが許されると思いますか。民間の企業ならコンプライアンス失格、社長は辞職だと思いますよ。これ以上のことを、あなたはこの立法府でやったという自覚がありますか」とただし、安倍晋三前首相に議員辞職を迫った。

 安倍氏は「道義的責任がある」としたものの、「国民の信頼を回復するためにあらゆる努力を重ねていきたい。身を一層引き締めながら研さんを重ねていく」と述べ、議員辞職を改めて否定した。

 安倍氏の事務所が訂正した政治資金収支報告書は3年間分で、それ以前の4年間分について辻元氏が「違法状態のまま放置していることになるのでは」と問うと、安倍氏は紙に目を落とし、時折言葉に詰まりながら「収支報告書の保存閲覧期間や会計帳簿の保存期間が経過をし、すでに関係書類が廃棄をされている」などと答弁した。

 安倍氏が「訂正額について具体的には」と続けようとすると、辻元氏は「そんなこと聞いていない。相変わらず態度、全然変わっていない。おわびしに来たんじゃないですか」と質問席から批判した。