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 人ではなく、エリアを守るゾーンディフェンスが、中学生以下のバスケットボールの公式戦で禁止されて5年近くがたつ。個人能力の向上を目指し、マンツーマンを推し進めてきた取り組みは、どのような効果が出ているのだろうか。現場を探った。

 日本バスケット界は2014年、リーグ分裂問題などで国際試合の出場停止を含む制裁処分を受けた。制裁解除へ向けて改革を進める中、14年から15年にかけて日本へ視察に訪れた国際バスケットボール連盟関係者が、小中学生の大会での光景に目を疑った。小学生は約9割、中学では約7割がゾーンで戦っていた。個人能力が低くてもある程度守れてしまうゾーンを、勝利への近道に使うチームも多かった。

 育成世代でのゾーン禁止は世界のスタンダード。ゴール付近を中心にチームで守るゾーンばかりに頼ると、ドリブル突破する選手を個人の力で守り切るような能力を培うことが難しい。逆に厳しい守備をかいくぐる経験が乏しくなれば、攻撃の突破力も養われない。個人の能力が低いために、ゾーンを使わない指導者のもとで試合に起用されなくなる恐れもある。この時期は「個人の力を伸ばす期間」と位置づけ、ゾーンはふさわしくないという考えが浸透している。

日本代表レベルも守備の基礎が…

 日本協会関係者にも、思い当たるところはあった。

 日本代表レベルの選手でも対人…

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