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 厚生労働省は25日、乳がんの集団検診(マンモグラフィー)について、診療放射線技師が医師の立ち会いなく実施できるようにすることを決めた。2016年から乳がん検診で視診や触診が推奨されなくなり、地方自治体から胸部エックス線検査と同様に医師の立ち会いを不要とする見直しが求められていた。

 乳がんの集団検診は診療放射線技師法で医師の立ち会いがなければ実施できないとされるが、地域によっては医師の確保が難しく、実施に支障が出ている。このため立ち会いを不要とする方向で検討し、20年度中に結論を得るとする対応方針が18日に閣議決定されていた。

 この日、有識者による部会に厚労省が、事前に責任医師の明確な指示を得ることや、緊急時や必要時に医師に確認できる連絡体制の整備などを要件に、医師の立ち会いを不要とする案を示し了承された。今後、必要な省令改正を行う。

 全市区町村を対象とした調査(回答率90・2%)では、3分の1の自治体が乳がんの集団検診を子宮頸(けい)がん検診など医師が必要な検査と一緒に行わない単独実施していた。また、集団検診にかかる事業費のうち、2割が医師の人件費に使われていた。