三島あずさ
ジェンダー平等に向け、今後5年間で国がとりくむ計画案が議論されていると知った今年の夏。議論の場に若者がいない。そう聞いた桜井彩乃さん(25)は10代、20代から集めた1千件の声を元に提言をまとめ、大臣に届けた。どんなことも性別によらず選べる社会にしたい。その思いの原点は、高校の合唱祭の日の出来事だった。
結婚で96%の女性が夫の姓に変え、医学部入試では女性であることが減点理由にされる。そんな国で、どれだけ選びたいものを選んでいけるだろう。不安を感じていた今年の夏、ジェンダー平等に向け、今後5年間で国がとりくむ計画案が議論されていると知った。
議論の場に若者はいない。30歳未満のプロジェクト「#男女共同参画ってなんですか」を発足。集まった1千余の声を元に提言をまとめ、9月、担当大臣に届けた。
東京出身。高校2年の合唱祭の日、遅刻した男子に早く練習するよう促すと、こう言い返された。「うるせえよ。女は黙ってかわいくしてろ」。同世代でこんなことを言う人がいるなんて。ジェンダーを考えるきっかけとなった。
「大統領になって女性差別をな…
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朝日新聞社会部