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 今年、開園50周年の節目を迎えた群馬県伊勢崎市の華蔵寺(けぞうじ)公園遊園地。入場料無料の市営遊園地には、のんびりとした時間が流れる。

 ジェットコースターやメリーゴーラウンドなどの乗り物があるが、目玉はなんといっても大観覧車「ひまわり」だろう。1984年に栃木県で開かれた「とちぎ博」で設置されたものを解体、85年に移設した。

 高さ65メートル。伊勢崎の街並みのシンボル的な存在でもある。オープン当時は東日本最大と言われ、乗る人が大行列をつくった。「ひまわり」の愛称は、市民から募集した中で一番多かったものを採用したという。

 観覧車は1周12分。周囲に高い建物もないので、存分に景色を楽しめる。天候に恵まれると、群馬県内の山々のほか、日光の男体山や埼玉の秩父山地も望むこともできる。

 昨年度の利用者は130万人を数えたが、今年度はコロナ禍で延べ約40万人にとどまる。50周年を記念した企画もあったが、取りやめざるを得なかったものもある。2021年は1月2日から開園予定。例年、ノンアルコールの甘酒を振る舞うなどにぎやかな新年を演出しているが、今回は中止する。

 「利用者のみなさんにはご迷惑をかけ、心苦しく思いながらの運営です」と境野哲也園長。客が降りた後の遊具を消毒するなど、感染を防ぐ努力が続く。「いつか突き抜けた青空が見えるものと信じ、職員一同頑張りたい」。安心して心おきなく楽しめる遊園地に戻ることを、だれよりも願っている。(寺沢尚晃)

 伊勢崎市華蔵寺公園遊園地 営業時間は12月~翌年2月が午前9時半~午後4時半、3~11月は午前9時~午後5時。原則毎週火曜休園(祝日は営業)。4月は無休。群馬県伊勢崎市華蔵寺町1。問い合わせは0270・25・4478へ。

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