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 作家の瀬戸内寂聴さん(98)があす、数え年で100歳を迎える。1922(大正11)年に生まれ、戦争の昭和、災害の平成を生き抜き、令和のいま「想像もしなかった」というコロナ禍のため、京都の寂庵(じゃくあん)にこもる日々。それでも、「孤独も苦しみも、永遠には続きませんよ」と、電話インタビューに語った。

 ――朝日新聞連載エッセーをまとめた『寂聴 残された日々』(朝日新聞出版)に〈百年近く生きた最晩年のこの年になって、戦争時に負けないような、不気味な歳月を迎えてしまった〉と書いています。

 「あの戦争のような凶運は、生涯に二度とあるまいと思っていましたから。まさか、数え100歳をこんな風に迎えるとは想像もしませんでしたね」

 ――感染拡大防止のため、〈法話も写経も、寂庵の行事は、すべて休み/木の扉を叩(たた)いて訪れる人もなくなった〉と。

 「寂庵のお堂には150人、無理をすれば200人入りますけれど、密も密。いまは仕方ありません」

 「法話といっても、私の場合は…

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