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 島根県の丸山達也知事は25日、県庁で記者会見し、新型コロナウイルスに感染した広島県の軽症者を県内の医療機関で受け入れる方針を明らかにした。広島県では、新型コロナの感染者が急増し、医療提供体制が逼迫(ひっぱく)しているとしている。受け入れの上限を4床とする考えも示した。

 今回の受け入れは島根県側から提案したという。丸山知事はその理由について、普段から県西部の住民が広島県の医療機関に救急搬送されるなど医療面で支援を受けていること▽両県の住民の交流や経済活動が密接であること▽島根県内の病床使用率が他県に比べて低いことを挙げた。

 広島県によると、同県では24日現在、医療機関で確保する入院病床計397床のうち、63・5%が埋まっている。一方、島根県で即応可能な入院病床134床のうち、25日午前10時時点で使用しているのは19床で、14・2%にとどまる。

 広島県からは「患者の発生状況を踏まえて活用したい」との回答があったという。丸山知事は「今後、広島県の意向をうかがいながら具体的な調整を始める」と述べた。(浪間新太)