拡大する写真・図版古典相撲大会で激励の塩を浴びて取組に臨む力士=2007年9月、隠岐の島町提供

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 人口2万3千人ほどの隠岐諸島は、隠岐の海ら現役力士を4人も輩出している「相撲の島」だ。力士を育む秘密を知るため、島へ渡った。

 隠岐の海の母校、隠岐水産高校(隠岐の島町)を訪れた。海に面した校舎の目の前に、テニスコートと並んで屋根の付いた土俵が常設されている。まわし姿の部員が土俵脇の柱に向かって突き押しの稽古「鉄砲」を繰り返していた。

 部員数は引退した3年生を含め、計7人。多くは、小学校の頃から各地域で相撲の指導を受けてきたという。

 前主将の野坂輝吏(きり)さん(18)は小学校3年から相撲を始めたといい、「練習はきつくて、泣きじゃくりながら先生と取組をしていた」と振り返る。それでも上達や練習後にみんなで食事を囲む時間を楽しみに相撲を続けていたという。

拡大する写真・図版稽古する隠岐水産高校・相撲部=2020年12月11日午後4時12分、島根県隠岐の島町東郷吉津、清水優志撮影

 隠岐の島町をめぐってみると、神社や地区の集会所など至るところに土俵がある。地元の人によると、定期的に大小様々な相撲大会が開かれているそうだ。

 20年に一度、本殿を建て替える際に相撲が行われている水若酢(みずわかす)神社を訪ねた。境内には土俵がある。忌部正孝宮司は「隠岐の相撲は宮相撲に由来しているんです」と教えてくれた。少なくとも江戸時代の寛政7年(1795年)以降、本殿建て替えのたびに行われているという。

拡大する写真・図版水若酢神社の境内にある土俵=2020年12月12日、島根県隠岐の島町郡、清水優志撮影

 日本相撲協会のホームページに…

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