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 お笑いコンビ「ココリコ」の田中直樹さんは、資源管理にもとづく水産物の認証制度を運営している海洋管理協議会(MSC)のアンバサダーを務めています。海の生き物について考えていることや、どうして海の豊かさが大切だと思うのかについて、聞きました。

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海の生き物が好きな理由

 大阪府豊中市で幼少期を過ごしました。住宅地ですが、家の裏には天竺(てんじく)川が流れていて、まだ当時は田んぼや畑も結構多かったです。今も少しは残っていますが、やっぱり多くはマンションなんかに変わってしまいましたね。僕が幼稚園や小中学校に通っていたころまでは、本当に自然が多い場所だったんです。

 カエルやヘビ、チョウ、トンボがいて、近所の友達と虫を捕まえて遊ぶのが日常でした。オケラを畑で見つけたら、すごいテンションが上がったのを覚えていますね。童謡で聞いた「ミミズだってオケラだって」という歌詞が何のことかわからなかったんですけど、これがオケラだって知って、またそのビジュアルが格好良いって思いました。生き物を見たり、捕まえたりするのが好きな子どもだったんです。

 中学校に入っても、「野生の王国」や「わくわく動物ランド」といったテレビ番組を見るのが好きでした。子供のときは、チーターは速く走れるからかっこいいなとか、この鳥は高く飛べるからかっこいいなというのが動物好きの理由でした。大人になって、仕事で専門家や飼育員の方々から直接、生き物の話を聞くようになって、チーターの速く走るための体の構造などを知ると、ますます生き物に引かれるようになりました。

 特に海の生き物を見るのが好きなんです。そのこともあって、MSCのアンバサダーに選んでいただいたのだと思います。全ての生物の進化が海からスタートしたことを考えると、多種多様な生き物がいる海のなかに、いろんな答えのヒントみたいなものが詰まってるような気がします。

 例えば、海には表層に暮らす生き物もいれば、中層、深海で生きるものもいます。様々な種類が、同じ海のなかにいて、まさに多様性を実現しています。多様であることで全体のバランスを保っている。人の暮らしや考え方にも参考にできる点があるのではないかと思います。

 MSCのアンバサダーになる前から、海の資源の状況、地球環境のことは意識していました。危機感というよりも、「嫌だな」とか「このままじゃまずいんじゃないの」といった思いがあっただけで、MSCという言葉も知りませんでした。

マックではフィレオフィッシュ、でも無理なく

 アンバサダーになって、「この40年で海の生き物が50%減った」「海のプラスチックゴミが2050年には魚の量より増えてしまう可能性がある」という報告を具体的な数字とともに知り、衝撃的でした。世界中の海洋プラスチックは8割が街から出ているそうです。街のゴミがそのまま処理されず、雨や風なんかで移動して、川に流れ、川から海へ。8割という数字にはびっくりしました。

 現状を知ることがまず、一番大事なことではないかなと思っています。そのために、自分ができることは伝えていくことです。

 MSCの「海のエコラベル」に…

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