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 自民党衆院議員だった吉川貴盛・元農林水産相(70)=北海道2区、議員辞職=が大臣在任中に鶏卵業者から計500万円を受け取った疑いがある問題で、吉川氏が国際機関の家畜の飼育指針に関する国会答弁をした当日に、指針に否定的な業者から500万円の一部の200万円を受領したことが、関係者への取材でわかった。

 東京地検特捜部は25日に吉川氏の関係先を収賄容疑で家宅捜索するなどし、現金の趣旨を調べている。

 家畜の衛生向上を目的とした国際機関は2018年9月、ストレスを減らす「アニマルウェルフェア(AW=動物福祉)」に基づく飼育基準案を示した。鶏をカゴに入れて飼う日本で主流のケージ飼育を否定する内容だった。

 吉川氏は翌10月に農水相に就任。11月12日、鶏卵生産・販売大手「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表(87)らと大臣室で面会し、基準案への反対を求める要望書を受け取った。

 9日後の21日、吉川氏は衆院農水委員会でAWに関する質問を受け、「生産者の理解を得ながら推進していきたい」と答弁した。関係者によると、同日夜に都内のホテルで前代表に会って200万円を受領。前代表からは「国際機関の案を受け入れないでほしい」と念押しされたという。政府は19年1月に基準案に反対する意見を出し、その後、内容は見直された。

 吉川氏は19年の3月、8月に…

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