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 フィギュアスケートの全日本選手権は26日、長野市のビッグハットで第2日があり、アイスダンスのリズムダンス(RD)で小松原美里、コレト・ティム(小松原尊)組(倉敷ク)が71・74点で首位。2010年バンクーバー五輪男子銅メダリストで転向2戦目の高橋大輔と村元哉中(ともに関大ク)の組は、67・83点の2位だった。

 「こまつばら たける」

 滑走前、自分の名前がコールされるのを聞いたアイスダンスのコレト・ティム(小松原尊)は感慨に浸った。「日本人として、全日本で演技できるのはとても幸せ」。妻の美里を高く持ち上げるリフトや息の合ったステップ、ツイズルなどを披露し、首位に立った。

 米国出身の尊は先月、日本国籍を取得した。日本名でエントリーするのは今大会が初めてだ。国籍を取得して2022年の北京五輪への道が開けたこともあり、尊は「すごく重要なモーメント」と表現する。美里も「たくさんのファンの方がおめでとうと言ってくれて、より一層頑張ろうと思った」と決意を新たにした。

 この日のリズムダンスでは、優勝した11月のNHK杯からの成長も見せた。前半に距離感のわずかなミスがありながらも、後半に勢いを増した。美里は「盛り上げて終えるのは、スタミナがないとできない」。会場の手拍子にも背中を押され、NHK杯の得点を0・98点上回った。

 フリーに向けて、「明日もしっかり動きたい」と尊。全日本3連覇、そして「小松原組」としての初優勝を狙う。(岩佐友)