[PR]

 【神奈川】恒例のカウントダウンイベントを中止したり、正月恒例だった福袋の販売期間を長くしたり――。新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、人が集まる「密」を作らないようにと、年末年始の恒例行事が様変わりする。

 新年の幕開けと同時に花火が打ち上げられ、例年2万人前後の人出があるという「よこすかカウントダウン」は中止になった。洋上の艦船が点灯し、汽笛やサーチライトが雰囲気を盛り上げるが、今冬は「安全に開催できない」と判断したという。

 31日夜から翌朝まで「カウントダウンオールナイトパス」が恒例だった横浜市金沢区の横浜・八景島シーパラダイスも、夜通し営業は取りやめる。かわりに31日午後3~9時の「大晦日(おおみそか)スペシャルナイトパス」を発売。「特別イルカショー」はあるが、恒例の花火やお笑いライブはなく、ショップクーポン1千円分がついて4500円という。

 2019年は大みそかの午後9時に開演して年明け後に終演した、横浜みなとみらいホール(横浜市西区)のクラシック公演「ジルヴェスターコンサート」は、2時間繰り上げて午後7時開演、同10時15分ごろ終演予定。豪華な出演者とプログラムは変わらないが、チケットは会場定員の半分以下の約700席分で、今月初旬には予定枚数を売り終えた。

 初日の出の名所の三浦市。市の観光担当者によると、例年は城ケ島で温かいわかめのみそ汁を無料で配り、三浦海岸では陣屋汁の無料サービスや海防陣屋太鼓、みかん投げとイベントが開催される。合わせて5万人ほどの人出があるが、新年はいずれのイベントも中止になった。

 今年の元日は午前5時に運行を始めた箱根駒ケ岳ロープウェー(箱根町)も、「初日の出特別運行」は中止に。横浜ランドマークタワー(横浜市西区)の69階展望フロア「スカイガーデン」は初日の出を眺め、お雑煮と抹茶ラテを楽しむ「初日の出 お雑煮でスカイ」を開催する。ただし、チケットは100枚限定。すでに完売したという。

 例年と同じように営業するデパートも、「密」にならないよう工夫する。

 元日から営業する横浜駅前のそごう横浜店は、これまで三が日だった福袋の販売期間を、今冬は12月26日から1月11日まで17日間に広げた。10階レストラン「ダイニングパーク横浜」のお食事券福袋は、初売りを避けて12月20日までの事前販売とした。

 上大岡駅前の京急百貨店も、2日間だった福袋販売を、1月2~4日の3日間に広げ、抽選式の福袋はオンラインでも応募できるようにした。先着方式の酒かすプレゼントは中止。例年は館内を練り歩く獅子舞は場所を定めて披露する。

 横浜市消防局は、横浜赤レンガ倉庫で開いてきた恒例の消防出初め式を、今冬はインターネットでの動画配信に切り替える。古式消防演技や音楽隊、総合訓練、一斉放水と事前収録した内容を30分ほどにまとめ、4日正午からユーチューブで配信するという。(山本真男)

関連ニュース