フィギュアスケートの全日本選手権は26日、男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)3位の宇野昌磨(トヨタ自動車)はフリー2位の190・59点をマークし、合計284・81点の総合2位で終えた。
冒頭の4回転サルコーはうまく着氷したが、その後の4回転トーループでミスが出た。「それからは(心の持ちようや演技構成などを)色々と考えた」。その後のジャンプをきれいに決めるなど、ミスを引きずらずに演技をまとめた。
羽生結弦(ANA)のフリー215・83点に続く190・59点で、SPから順位を一つあげた。大会5連覇こそならなかったが、最後は派手なガッツポーズで締めくくった。宇野は「単純にうれしかったんです。ジャンプはパンクしてしまったが、そこからは逆に楽しめた」と笑顔で語った。
演技後の報道陣との主な一問一答は次の通り。
――3位のSPからどんな気持ちで過ごしてきたか。
「変わることなく、普通に過ごしていた。SPと違ったのは緊張はせず、すごく落ち着いていながらも、気付いたら自分の出番になっていて、3個目のジャンプがパンクし、そこからは色々と考えた」
――フリーで来年につながる要素は。
「サルコーを入れてのプログラムが成功したけど、これは自分にとってすごい挑戦というプログラムではなく、少しの挑戦ぐらいの気持ちで挑めた。それぐらいサルコーが自分のものになってきたと思います。あとは試合に出られたことが次につながる経験だったかなと思う」
――今季初戦が全日本となった。
「出られてよかったし、自分で言うのもあれなんですが、とてもいい試合になったんじゃないかなと。見ている人が楽しめる、その一部になれたのではないかなと」
――得点を待つ間、コーチと英語で話していた。どのようにコミュニケーションをとっているのか。
「イエスとか、ノーとか。あとは自分の分かる単語を並べて。コーチが理解をしてくれるので、たとえ伝わっていなくても、何となく気持ちが伝わっているんじゃないかなと」
――羽生選手の演技を見ていたが。
「朝の練習はノーミスで、昨年…
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