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 新型コロナウイルスの感染拡大が止まらないなかで、年末年始を迎える。例年、この時期は医療体制が手薄になるが、今年は新型コロナへの対応が加わり、対応が十分にできるのか不安の声もある。この年末年始は、発熱など体調が悪くなったときに、どうすればいいのだろうか。

 厚生労働省は2日付で年末年始の医療体制について、都道府県に通知を出した。新型コロナの検査や診療ができる場所を紹介する電話窓口については、24時間対応が可能となる体制を年末年始も維持。人員や電話回線を増やすなどし、必要に応じて体制の強化を検討する。

 感染が大きく拡大している地域では、病院のベッドの逼迫(ひっぱく)を避けるため、医師が入院は必要ないと判断した場合は、無症状や軽症の人は宿泊施設や自宅で療養してもらう。新型コロナの疑いがある患者の検査が滞らないように、医療機関などが検体を送る民間検査機関にも年末年始を通じて対応するよう求めている。

 発熱やせきなどの症状があった場合の対応は、自治体によって異なることもあるため、各地の都道府県医師会などのホームページで確認する必要がある。

 通常はまずかかりつけ医に電話で連絡。かかりつけ医がいなかったり休診だったりした場合には、自治体が開設している「相談センター」などの窓口に電話する。自分の住んでいる地域でその日に開いている医療機関の紹介を受け、そこへ電話してから受診する。

 東京都医師会の角田徹副会長は「発熱などの軽い症状であれば、地域の診療所をまず受診してほしい。周囲が休みだからといって、みんなが大きな病院に行ってしまうと、コロナの入院も診ている病院の負担が増加してしまう」と話す。

 例年以上に、一人ひとりが体調を崩したりけがをしたりしないように注意することも重要だ。新型コロナについても感染予防を心がける必要があるが、川崎市健康安全研究所の岡部信彦所長は「家から一歩も出ずに、こもってくださいというわけではない」という。不特定多数の人と、狭い場所で接触することは感染のリスクを高める。「もし出かけるならば、混んでいる場所や時間帯を避け、家族単位の人数でゆっくり過ごしてほしい」と話す。

 厚労省のサイト(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html別ウインドウで開きます)に各都道府県の相談窓口の情報が掲載されている。(月舘彩子、姫野直行)