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 新型コロナウイルスの変異種が国内で発見されたことを受け、菅義偉首相は28日午前、「対策は従来のウイルスと一緒であり、手洗い、マスク、この感染症対策を徹底して頂きたい。『静かな年末年始』をお過ごし頂きたい」と国民に呼びかけた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 全世界を対象としてきた出入国緩和策を28日から停止したことについては、「変異種には迅速に対応をする。国民の命と暮らしを守るために、先手、先手に対応するために停止を発表した」と強調した。政府は、全世界対象の出入国緩和策を来年1月末まで停止する一方、ビジネス関係者を中心とした中韓など11カ国・地域との往来は維持している。

 新型コロナ対応の特別措置法の改正については、「(飲食店などに要請する営業の)時間短縮をより実効的なものにするため、改正を視野に入れている。できるだけ早く国会には提出をしたい」と述べ、来年1月召集の通常国会で成立を図る考えを改めて示した。ただ、罰則導入などの論点を分科会に示した段階にとどまるため、「専門家の議論が始まったばかりだ」とも語った。

 特措法改正をめぐり、自民党の森山裕国会対策委員長と立憲民主党の安住淳国対委員長は28日午前、国会内で会談。通常国会での早期審議入りをめざし、1月初旬から改正案の協議を始めることで合意した。