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 来年1月24日投開票の岐阜県知事選を前に、高山市選挙管理委員会が飛驒の伝統工芸「飛驒春慶」の投票箱をつくった。つややかな光沢が美しい投票箱で、告示日翌日の8日から市役所に設けられる期日前投票所に置かれる。

 飛驒春慶は木目を生かした漆器で、国の伝統的工芸品に指定されている。市選管は投票率を高めるため、高山らしい投票箱をつくろうと計画。4月から制作の準備を始めた。職人が半年かけ、一般的な大きさの高さ54センチ、幅30センチ、奥行き25センチの投票箱を完成させた。

 箱の正面には「投票箱」の金文字が輝き、外ぶたには市章が入る。内ぶたと外ぶたには計3カ所の鍵があり、簡単に壊されない仕様になっている。

 一般的なアルミ製は1箱3万~4万円ほどというが、こちらは実費のみで18万円。実際に販売すると、30万円以上になる。

 すでに市民から「ぜひ投票したい」との問い合わせもあるが、市選管の担当者は「4千票ほどでいっぱいになる」と話し、早めの期日前投票を呼びかける。開票作業時には市役所内を手袋をした職員が慎重に運ぶという。

 市選管は今後も制作を続ける方針。個人や自治体で購入を希望する場合の問い合わせは飛驒春慶連合協同組合(0577・32・0290)まで。(山下周平)