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 アオサンゴ、ウミガメ、ハマクマノミ……。絶滅危惧種を含む5千種以上の生命に満ちた「宝の海」が、沖縄県にある。名護市辺野古から見渡せる大浦湾。20年近くここに通う東京都の水中写真家、中村卓哉さん(45)は11月下旬、サンゴや魚を撮影した。昨年はなかった新しいサンゴも見つけ「海は生きている」と感じている。周辺では、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設工事が進む。

 移設予定地から少し離れた海中には、イソギンチャクに覆われた円形の岩、通称「クマノミ城」がある。直径約4メートル、高さ約2メートルの「城」には、鮮やかなオレンジのハマクマノミがすみ着き、撮影した際も50匹ほどが群がっていたという。上部には、新しく育ったと思われるサンゴがあった。

拡大する写真・図版イソギンチャクに覆われた通称「クマノミ城」。ハマクマノミがすみ着いている=2020年11月21日午後0時29分、沖縄県名護市、中村さん撮影

 また辺野古の対岸に近い海中では、希少性が注目されているアオサンゴの良好な状態も確認できた。群体は幅約50メートル×約30メートル、高さ約12メートル。その姿はまるで山脈がそびえているかのよう。中村さんは「大浦湾の主」と呼び、湾内に潜るときは必ずあいさつにいく。

拡大する写真・図版山脈のようにそびえるアオサンゴの群体。中村さんは「大浦湾の主」と呼ぶ=2020年11月22日午前11時31分、沖縄県名護市、中村さん撮影

 中村さんは東京都出身。10歳のとき水中写真家の父に連れられ、沖縄の慶良間諸島で初めてダイビングを体験した。ぜんそくで運動が苦手だったがダイビングで自信がつき、水中写真家を目指すようになった。

 2001年には沖縄に移住。辺…

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