【動画】フィッシュボールヌードルの屋台を営むインド系シンガポール人夫妻=西村宏治撮影
[PR]

 ミートボールならぬ、魚のすり身でできたフィッシュボールの歯ごたえが絶妙だ。プルッとした柔肌に歯を立てると、クッと沈み込み、プチッとちぎれる。魚介のスープを吸った白身の香りが口の中にはじける。

 具材の下は、スパイスと酢の利いた調味油が絡む細麺。すすりこむと、きつめの刺激と柔らかな酸味が痛快だ。

拡大する写真・図版フィッシュボール、ミンチなど具が「全部入り」の「シグネチャーヌードル」。価格は5シンガポールドル(約400円)=西村宏治撮影

珍しい経歴「居場所、ここではない」

 シンガポール中部のトアパヨー地区。「リナ・フィッシュボールヌードル」は公共団地の1階にあるホーカー(屋台)のひとつだ。フィッシュボールヌードルと、ひき肉をのせた「バク・チョー・ミー」という中華麺が看板の店で、昼時には人の列が途切れない。

拡大する写真・図版ジーバン・アナンサンさん(左)とメイリーナさん=シンガポール、西村宏治撮影

 2019年に開業した。店主のジーバン・アナンサンさん(29)は「どちらも、子どものころから一番の好物だったんです」と言う。

 その経歴はちょっと珍しい。パ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。