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 体育館に集まった部員18人、みんなで泣いた。

 8月。バドミントンの強豪校を集めた青森県での代替大会の直前だった。2019年世界ジュニア優勝の郡司莉子(ぐんじりこ)(3年)がいる熊本・八代白百合学園高は県からの要請で県外移動ができなくなり、出場を取りやめた。最大の目標だった大会がなくなった。井村勝英監督の目にも光るものがあった。

 高校2年で世界王者になり、全国高校総体でも個人戦優勝。シングルスではトップを極めた郡司が「一番悔しかった」のは、仲間と目指した団体戦がなくなったことだ。

 神奈川にいた中学時代、ジュニアの代表チームだった仲間とそろって進学。寮生活で絆を深め、「今年はいける」(井村監督)という代だった。海外遠征でいないときも「頑張って」とLINEでメッセージを送ってくれた仲間たちの姿が頭から離れなかった。

 「自分には次がある。自分が勝つことで、元気を取り戻すことにつながってくれれば」。そう誓った。

 小学時代から、山口茜(再春館…

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