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 高齢者からキャッシュカードを盗み、現金を引き出すなりすまし詐欺の受け子が犯行後、すぐに福島県警に逮捕された。スピード逮捕の裏にはベテランのタクシー運転手の違和感と、内勤のオペレーターの機転と連携があった。

 11月20日正午ごろ、配車依頼を受け、大森貸切自動車(福島市)の運転手鹿又吉男さん(72)はタクシーを南福島駅(同市永井川)近くの指定された場所に走らせた。現場に着くと、黒スーツ姿の営業職のような20歳くらいの男がたばこを吸いながら待っていた。

 後部座席に乗せると、「郡山駅まで、とにかく早く」と言われた。最寄りの福島西インターチェンジ(IC)か、一般道を少し走り、高速料金が安い二本松ICのどちらを使うか尋ねたが、男は「わからないから、早い方で」と答えた。

 鹿又さんは「土地勘がないらしい」と思った。運転手歴は約40年だが、指定された30キロ以上を高速道路を使って移動する客は多くない。この地域の客は常連の高齢者が多く、若い男の利用に違和感も覚えた。

 移動中、男は無言でうつむいたままで、たまに電話をしたが、言葉は聞き取れなかった。郡山ICを出ると「駅じゃなくてコンビニで」と突然言われ、近くのコンビニで停車。男は高速料金を含め1万4千円を現金で払って降りた。

 鹿又さんはその後も男が気になり、コンビニの壁に寄りかかり、電話をする様子を見ていた。そして、鹿又さんは会社に郡山で客を降ろしたと電話した。

 その時、福島市の営業所でオペ…

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