コロナ禍、美術館はどう変化?「倍楽しい」目指して挑戦

有料会員記事新型コロナウイルス

取材・構成 松沢奈々子
[PR]

 コロナ禍のもとでアートの世界はどう変わったのか。横浜美術館長の蔵屋美香さんに聞いた。

     ◇

 神奈川県の横浜美術館などを会場に、7月から開かれていた現代アートの国際展「ヨコハマトリエンナーレ2020」(ヨコトリ)が10月、無事に終わりました。コロナ禍で大変なこともありましたが、走りながらやってみて、新しい時代に急に押し出されたという実感があります。

 入場制限をかけたため、来場者数は当初目標の約半数を見込んでいましたが、それを上回る約15万4千人が来場し、盛況でした。

特別展偏重の流れ「ちょっと待て」

 新しい可能性もたくさん見つかりました。今回はコロナの影響で海外の作家が来日できず、会場での作品の設置作業に作家自身が立ち会えないという事態も生じました。幸い、コロナ前に作家らが会場を下見していたので、オンラインで作家の指示を受けながらなんとか設置できました。遠隔でも可能だというのは意外な発見でした。

 映像作品のオンライン配信も新たな可能性の一つです。業界では長く待ち望まれていたのに、実際に会場に足を運ぶ人の数が減る懸念から、手がつけられていませんでした。実施してみたら大変好評でした。

 会場の「密」を避けなければ…

この記事は有料会員記事です。残り1680文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
新型コロナウイルス最新情報

新型コロナウイルス最新情報

最新ニュースや感染状況、地域別ニュース、予防方法などの生活情報はこちらから。[記事一覧へ]