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 全国的に新型コロナウイルスの感染が広がる中、徳島県内の寺社では、初詣の参拝時期をずらす「分散参拝」や、マスクの着用を呼びかけている。お守りの授与を年内から始めたり、参拝ルートを工夫して密集を避けたりするなど様々な対策を講じる。

 県内で最も多くの初詣客でにぎわう大麻比古神社(鳴門市大麻町板東)は、詳細な感染予防策をホームページに掲載している。神社の職員らは毎日の検温や手指消毒などを徹底。守矢(まもりや)などの縁起物を渡す臨時の授与所を設置し、参拝に向かう人と参拝を終えた人で参道が混雑しないよう、一方通行のルートも設ける。

 26日には、初詣客を迎える巫女(みこ)の研修会を開いた。巫女を務める高校生や大学生ら35人がマスク姿で参加。飛沫(ひまつ)防止シートを設置した授与所で、参拝客にお守りなどを手渡す作法などを学んだ。

 神職は「年明け前にお参りする『幸先参り』に訪れる人もいます。節分までがお正月とも言われているので、三が日にこだわらず参拝してほしい」と話す。

 四国霊場23番札所の薬王寺(美波町奥河内)は、正月の混雑を避けるため、例年は新年に渡すお守りを今月15日から先行授与している。参拝が難しい場合は、郵送もしている。境内では手指消毒や間隔を保った参拝を求めている。

 標高約600メートルの山頂近くにある太龍寺(阿南市加茂町)は、正月三が日の午前10時に家内安全や健康の祈願を行う。

 寺とふもとの「道の駅鷲の里」(那賀町和食郷)を結ぶ「太龍寺ロープウェイ」は乗車定員を通常の半分程度に制限している。三が日の甘酒や団子の接待は中止する。運行は午前8時~午後4時40分。元日は午前6時から運行する。(吉田博行)

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