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 東京都の中央道をまたぐ跨道橋(こどうきょう)の耐震補強工事で施工不良が判明した問題で、中日本高速道路は28日、「受注企業の問題にとどまらず(自社の)施工管理・検査体制が十分でなかった」と陳謝した。

 外部有識者による調査委員会が調査・検証し、26日に中間とりまとめをしたことを受け、中日本高速が記者会見した。

 調査委によると、工事受注者の建設会社・大島産業(福岡県宗像市)は工程表の未提出、定期の工程会議への欠席、実工程が予定と違うなどのほか、監督員による立ち会い検査をせず、最終工程まで実施した例を確認。大島産業が中日本高速の工事を受注したのは初めてで、調査委は「そうした状況であれば、中日本高速は管理体制を強化すべきだった」とした。

 中日本高速の木和面(きわめん)芳久契約審査部長は、28日の会見で「信頼を損ないかねない事態。重く受け止めている。再発防止に速やかに取り組む」と語った。今後は原則立ち会い検査を実施し、工程把握が不十分な場合は工事の一時中止や契約解除も含む厳格な手続きを取る方針という。(原知恵子)