拡大する写真・図版第79期将棋名人戦・A級順位戦6回戦で三浦弘行九段に勝ち、今期A級での成績を5勝1敗とした斎藤慎太郎八段=2020年12月28日午後10時15分、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影

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 来春の将棋名人戦七番勝負(朝日新聞社、毎日新聞社主催)で渡辺明名人(36)=棋王、王将とあわせ三冠=に挑戦する権利を、トップ棋士10人が総当たりのリーグ戦で争っている「第79期将棋名人戦・A級順位戦」の6回戦(全5局)の最後の対局として、三浦弘行九段(46)と斎藤慎太郎八段(27)の対局が12月28日、大阪市福島区の関西将棋会館で指された。後手番の斎藤八段が76手で勝ち、今期A級での成績を5勝1敗とし、今期A級での勝ち越しを決め、挑戦権争いでの単独トップを守った。敗れた三浦九段は1勝5敗となった。終局は、28日午後9時41分だった。

 本局の結果、6回戦終了時点での今期A級の成績は下記の通りとなった(棋士名の前の丸囲みの数字は、今期A級での順位。末尾の括弧内の数字は、12月28日時点での年齢)。

 開幕から4連勝と好スタートを切った後、5回戦で初黒星を喫していた斎藤八段が今年最後のA級順位戦となった本局を制し、挑戦権に1歩、近づいた。仮に斎藤八段が残り3局で全勝して、1敗を堅持すれば、他の棋士の成績とは関係無く、名人挑戦権を獲得出来る。2021年1月に指される予定の7回戦以降の展開に、ますます注目が集まりそうだ。

拡大する写真・図版第79期将棋名人戦・A級順位戦6回戦で三浦弘行九段(右)との対局に臨み、2手目△8四歩を着手する斎藤慎太郎八段(左)=2020年12月28日午前10時1分、大阪市福島区の関西将棋会館、佐藤圭司撮影

【5勝1敗(1人)】⑩斎藤慎太郎八段(27)

【4勝2敗〈2人〉】①豊島(とよしま)将之(まさゆき)竜王(30)、②広瀬章人(あきひと)八段(33)

【3勝3敗〈4人〉】③佐藤康光九段(51)、④佐藤天彦(あまひこ)九段(32)、⑥糸谷(いとだに)哲郎(てつろう)八段(32)、⑨菅井竜也(たつや)八段(28)

【2勝4敗〈2人〉】⑤羽生(はぶ)善治(よしはる)九段(50)、⑧稲葉陽(あきら)八段(32)

【1勝5敗(1人)】⑦三浦弘行九段(46)(佐藤圭司)

拡大する写真・図版将棋の斎藤慎太郎八段