【動画】看板ネコ「チビ」がいる神社はいつもと違う年の瀬を迎えている=笠原雅俊撮影
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 看板ネコ「チビ」にとって寂しい初詣を迎えそうだ。「土佐の小京都」と呼ばれる高知県四万十市の一條(いちじょう)神社はいつもと違う年の瀬を迎えた。

 チビは今年、新型コロナウイルス感染拡大を受けて、「コロナに負けないで」の札をぶらさげ医療従事者に感謝と応援の気持ちをあらわした。だがコロナの影は去らず、例年より参拝客も少ないという。

 神社では初詣の前に感染防止のため、境内のちょうず鉢は封印され、本殿のガランガランとなる鈴は取り外される。境内のたき火も中止となった。

 コロナ禍で今年は、初詣の「3密」を避けて、一足早く、熊手や札、お守りなどの縁起物を買い求める人が目立つ。

 チビは雌、12年前の夏、神社近くのスーパーの前に段ボールに入れられて捨てられていた。神社の川村公彦宮司が「かわいそうだ」と社務所に連れてきた。受付で参拝客を迎えるのが仕事になった。毎年、初詣にはチビに会いにやって来るファンも多い。

 家族で七五三のお参りに来た同市の谷口葵花ちゃん(6)は「(コロナ禍で)夏に行けなかったディズニーランドに来年は行きたい」とチビの頭をなでた。

 川村さんは「長い神社の歴史の中でも異例の初詣になりそうです。チビも、新しい年はコロナが終息してみんなが幸せに過ごせるようにと祈っています」と話す。

 チビは新年には「あけましておめでとう チビ」の札をつけて初詣客を迎える。(笠原雅俊)

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