「神の子」から成長 楽天復帰、田中将大が背負う思い

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稲崎航一
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 スポーツ界への明るいニュースというだけでなく、コロナ禍の閉塞(へいそく)感の中で久々に心が弾んだ。1月30日、8年ぶりに楽天に復帰する田中将大が会見を聞いた。

 「日本のファンの前で投げられることに、ワクワクが抑えられない。決して腰掛けではない」「震災から10年という数字は、自分にとって意味のあるタイミングではないかと思った」

 田中が入団した2007年から3年間、楽天を担当した。会見で真摯(しんし)に答える表情は32歳の大人のもので、「マー君」と呼ぶのはもう失礼だな、と感じ入った。10代の頃は嫌な質問をされると、時にふくれっ面を浮かべていたことを思い出す。

 2月11日。当時の監督だった野村克也さんが天国へ旅立って、まもなく1年になる。野村さんといえば「マー君、神の子、不思議な子」。今でもテレビなどで流れる「名言」には、続きがある。「いくら点を取られても味方が取り返す。不思議な子だね」

 新人時代の田中は、高校野球

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