「今年こそ咲いて」希少種ミズアオイの種まき 倉敷市

中村建太
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 【岡山】倉敷市加須山の倉敷川河川敷で31日、ミズアオイの種まき会があった。環境省のレッドリストで準絶滅危惧種とされ、近年は外来生物による食害にも悩まされる。「今年こそは」と開花を願い、親子連れら約30人が種をまいた。

 約250平方メートルの湿地は、県内でも珍しいミズアオイの自生地。保護活動を担う重井薬用植物園の片岡博行園長(42)によると、1988年には100株を超える大群落だった。だが、ジャンボタニシなどによる食害が進み、この4年ほどは、ほぼ花が咲かなかった。今年はわなを仕掛けるなど対策を強め、春までに芽吹かせたい考えだ。

 この日は1袋数グラムの種を約50セットまいた。どろんこになった帯江小3年の石川菫(すみれ)さん(9)は「たくさんきれいに咲いてほしい」と白い歯を見せた。順調に育てば8月下旬~9月中旬ごろに花を咲かせる。9月には観察会も開く予定だ。(中村建太)