ジュエリーハウス完成 ジュエリーアイス観光拠点

中沢滋人
[PR]

 北海道豊頃町の大津海岸に厳冬期に現れる氷「ジュエリーアイス」。年々増える観光客に快適に過ごしてもらうため、観光拠点の「ジュエリーハウス」が海岸近くに完成した。ただ、今シーズンは新型コロナウイルス感染対策で「3密」を防ぐため、トイレのみ一般開放している。

 町などでは2017年度から、海岸付近にシーズン中、プレハブの休憩所や仮設トイレを設置してきた。ここ数年は人気が上昇し、訪れる観光客がさらに増えてきているため、町は今年度の予算で本格的な休憩所を設置することにした。

 大津海岸入り口の「汐見橋」近くの町有地に昨年12月に完成したジュエリーハウスは、木造平屋建て床面積143平方メートル。総工費は約4千万円で、約100平方メートルの休憩室や、男女と多目的トイレを備える。

 今シーズンはトイレを24時間開放しているが、新型コロナの影響でその他の部分は利用できない。旧プレハブの建物では地元特産品の物販もしていたが、今シーズンは予定はないという。同町商工観光課の担当者は「本来なら、暖を取れるスペースとして開放したかった。ただ、今まで仮設トイレだったのが改善されたので、少しでもジュエリーアイス観光を快適に楽しんでもらえたら」と話す。

 ジュエリーアイスは十勝川で凍結し、波でもまれたのちに河口近くの同町大津海岸に打ち上げられる氷。透明度が高く、朝日などに照らされて輝く様子が、宝石のようだとして、名付けられた。町によると昨シーズンは約1万6千人の観光客が訪れた。(中沢滋人)