50店の店主、個性前面に 商店街が宣伝ポスター展

日高敏景
[PR]

 コロナ禍の影響もあって客足が鈍りつつある商店街を活気づけようと、埼玉県飯能市で2月2日から、店主らの個性を前面に打ち出した各店舗の宣伝ポスター展が始まる。28日まで。気に入った作品に投票すると、抽選で商品券が当たる特典も。中心部の3商店街でつくる市商店街連盟が市の補助金を活用して企画した。

 ポスター展には飯能銀座、中央通り、大通りの各商店街から、飲食店や青果店、和菓子店、理髪店、キックボクシングジムなど50店が参加。市内の写真家5人とデザイナー5人が2人一組で足を運び、「お客さんから見たら、こんな感じの店だよね」というイメージを大切にして構図やキャッチコピーを考えた。

 ある鮮魚店のポスターはウナギの背にまたがる店主の画像に「いい男が焼いています!」の文字が踊る。「生きてりゃゆがんでくる にんげんだもの」というのは、整骨・整体院のコピー。老舗の表具・表装店のポスターは、職人肌の店主が作業する姿をメインに「必殺仕立て人」「表装は“裏(打ち)”の仕事が大事よ」とうたう。

 企画を考えた一人で、自身も米穀店を営む市商店街連盟活性化部会長の岡部久功さん(54)によると、コロナ禍で商店街の人通りはこれまで以上に減り、なかには閉店に追い込まれた店もあるという。

 岡部さんは「ふだん表に出たがらない店主さんの人柄や魅力が見える、面白おかしいポスター展にしたかった。お客さんが『この店の、この人に会ってみたい』と思い、商店街に足を運んでくれるようになればうれしい」と話している。

 ポスターは額縁に入れ、それぞれの店先に1枚ずつ展示。近く、市の公式サイトから入れる専用ページで全50点を見ることもできる。投票は各参加店にある投票用紙と投票箱で。問い合わせは事務局のKOFKA(コフカ)(042・983・4366)。(日高敏景)