阿南・橘小がデジタルチャレンジ賞 ぼうさいマップコン

中谷和司
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 第17回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール(日本損害保険協会、日本災害救援ボランティアネットワーク、朝日新聞社主催)で、阿南市立橘小学校の3年生が作った地域のぼうさいマップが、新設の「デジタルチャレンジ賞」を受けた。

 コンクールは子どもらの防災意識の向上などを目的に開かれており、今回は全国307団体から計960点の応募があった。

 橘小の校区は湾に面し、1946年の昭和南海地震や60年のチリ地震津波でも被害を受けた。

 南海トラフ巨大地震が起きると最大8メートル超の津波浸水が想定されている。このため3年生計10人は昨夏、防災学習として担任の山本栄教諭とともに校区を歩いて調査した。自主防災会の住民に聞き取りもし、校区を四分割してグループごとにマップ作りに挑んだ。

 このうちデジタル賞を受けたのは、校区の南側を担当した岡部莉緒さん、保岡英志君、髙島心愛さんのグループの作品。津波時に避難できる高台やマンション、広場を「安全ポイント」、冠水の恐れがある海沿いや傾斜地を「きけんなポイント」にそれぞれ分類し、地図に落とし込んだ。海側から山に向かう抜け道や、地元の和光神社に過去の津波被害を記録した石碑があることも紹介した。

 コンクールは紙の作品が対象だが、今回からデジタル作品も応募が可能になった。3人は貸与されたタブレットを活用し、見やすいデジタルマップに仕上げた。岡部さんは「普段歩いていると気付かないが、崖崩れなど危険な箇所が意外に多く、注意しないといけないと思った」と話した。

 四つのマップをまとめた校区全体の紙の作品も別に佳作に選ばれた。指導した山本教諭は「過去の津波被害から何度も立ち直ってきた地域の歴史や、命を守る大切さを子どもたちが学ぶ良い機会になりました」と振り返った。

 このほかコンクールでの県内の受賞団体は次の通り。いずれも佳作。

 防災ちびっこ消防団(板野町)、阿南市立津乃峰小3年。(中谷和司)