演劇や朗読劇、1期生の発表公演 和歌山

高田純一
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 和歌山市民会館演劇研修所の発表公演が1月31日、同会館であった。和歌山県内の18~77歳までの1期生が、自分たちで作り上げた作品を披露した。

 この日は演劇と朗読劇の2部構成。宇都宮喜久子さん(58)が脚本、宇都宮さんと中里佳世さん(54)が演出を手がけた演劇「ヨ・ネ・ツ」は、新型コロナウイルスの影響で経営難に悩むパン屋の経営者と車イス生活の常連客らが前向きに生きようとする姿を描いた。終盤、経営者は恋というオーブンの「余熱」が冷めていなかったことに気づく。出演者はオリジナル曲のピアノ演奏に合わせて生き生きと演じていた。

 宇都宮さんは「コロナ禍でも互いに思いやりを持つ暮らしぶりを表現したかった」。経営者役の坂元聖子(みなこ)さん(44)は「宇都宮さんが伝えたいことを大切に演じました」と話していた。

 演劇研修所にはシナリオの基礎や物語の組み立て方、声の出し方や表現方法などについて学ぶ「脚本・演出」と「朗読」の2クラスがある。文学座と青年劇場の俳優を講師に、演劇経験者らの受講生22人が昨年8月下旬から脚本や演出を考え、稽古を重ねてきた。(高田純一)