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 北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は1日、新年に合わせて国民向けに直筆の書簡という形でメッセージを送った。正恩氏は書簡で「私は新年も、人民の理想と念願が花開く新しい時代を早めるために力強く闘う。困難な歳月のなかでも変わりなく党を信じ、いつも支持してくれた心に感謝を送る」などと記した。

 北朝鮮では指導者が「新年の辞」や国営メディアの「共同社説」などの形で内政や対外政策の方向性などを国民に伝え、思想教育の場などで徹底させてきた。正恩氏も新年の辞を出してきたが、2020年は直前の年末まで行った党会議の結果報告で代替していた。

 今年は1月初旬に党大会を開くと公表しており、新年の辞は見送り、党大会で大きな方針を示すものとみられる。朝鮮中央通信は1日、党大会を開く環境を整えようと防疫や経済の立て直しを図るために進めてきた「80日戦闘」が、「多くの成果を出し、勝利した」と報じた。(ソウル=神谷毅)