台湾の蔡総統「対話を望む」 新年演説、中国に呼びかけ

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台北=石田耕一郎
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 台湾の蔡英文総統は1日、総統府で行った新年の演説で、「中国当局に台湾との関係を改善する考えがあるなら、私たちは対話を望んでいる」と述べた。中国政府は蔡氏が独立志向を持つとみて、2016年の総統就任後に台湾との対話を中断。状況打開の糸口は見えておらず、蔡氏は改めて緊張緩和への努力を呼びかけた格好だ。

 蔡氏は演説の冒頭で、新型コロナウイルスの世界的流行に言及し、「長かった1年がようやく終わったという感想を持つ人が多いと思う」と指摘。台湾で流行を抑え込めたのは、人々の防疫への協力があったからだと感謝した。その上で「2021年の最重要の任務は、人々の生活を保ち、世界経済とともに前進することだ」と述べた。

 蔡政権は昨年8月に成長促進剤・ラクトパミンを使った米産豚肉の輸入解禁を決めたことなどが影響し、支持率の下落に直面している。台湾民意基金会が昨年12月に行った世論調査では、政権支持率は52・8%で、同1月に再選を決めて以降では最低に沈む。

 蔡氏は解禁の判断について…

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